マジでアドベンチャーみたいだった。

セニターさんに誘われてヤスハラさんと3人で熊野古道に行ってきた。

熊野古道というのは熊野と各地を結ぶ信仰の道の総称。
今回行ってきたのは熊野三山の「本宮」「那智」「新宮」のうち、「本宮」と「那智」を結ぶ「大雲取越・小雲取越」のルート。徒歩なら通常2日かけるルートを1日で走破するのだ。

●コース
那智勝浦(セニターさんの実家)〜那智山〜大雲取越〜小口〜小雲取越〜
湯の峰温泉(宿泊)〜熊野本宮大社〜那智勝浦(セニターさんの実家)

1日目 名古屋から那智勝浦まで  | 03.7.18 fri | 雨

12時にセニターさんの家に集合し、那智勝浦へ向かう。
伊勢自動車道で多気まで行き、国道42号で那智勝浦まで行く。
天気は雨、南に向かうほど雨足が強くなってきた。

なんと海山町と尾鷲市の境の峠が雨のため通行止になっていた。
迂回する道がないのでしかたなく通行止解除まで待つことにした。
初めはすぐに解除になるだろうと思っていたが・・・

全く雨が弱まらない。
パトロールの車がきた。
「2mm以下の雨量で2時間経過した後、パトロールをしたら開通」とのこと。
そのときの雨量120mm以上。 

ようやく雨も弱まり、パトロールがあって通行止が解除されたのは9:30頃。
結局5時間も車の中で待ったのだった。

那智勝浦のセニターさんの実家に着いたのは12:00頃だったろうか。
優しそうなお母さんとセニターさんにそっくりなお父さんが出迎えてくれた。

お風呂を借りて、就寝。

2日目 熊野古道、大雲取越・小雲取越  | 03.7.19 sat | 雨

準備中のヤスハラさん。

6:00起床。 外は雨。
朝ご飯に名物のめはり寿司などをいただき、出発の準備。
天気予報で雨になるのは分かっていたのでそれ相応の装備はしてある。
僕はウインドブレーカーとレインパンツを着用、ザックには内蔵されているレインカバーをかぶせる。
ペダルとシューズをどうしようかと悩んだが、復路のオンロード50kmのことを考慮してビンディングに決めた。これはあまり良い選択ではなかったかもしれない。

途中の展望台から勝浦を望むがほとんど見えず。

地蔵茶屋のあずまやで休憩中。
地図を見るふたり。

大雲取越(おおくもとりごえ)
6:30出発。
舗装路で那智山を上る。途中、那智の滝が見える。落差の大きいまっすぐ落ちる滝はすばらしい。雨のためデジカメを取り出すことができず思うように写真を撮れない。
「富士山が見える最遠の地」那智高原公園まで上り、そこでセニターさんの同級生のご友人に会い、コーヒーをご馳走になった。

あたたかい見送りのあとここから熊野古道に入る予定だったが、あいにくの天気のため、できるだけ早めに先に進めるよう、地蔵茶屋までの区間をオンロードの林道で行くことにした。
途中で何カ所か古道と交差している。
大雨の中、ヒグラシのもの悲しい鳴き声に囲まれて林道を上る。土砂崩れの跡もありちょっと怖い。

地蔵茶屋についたころにはウインドブレーカーの中もびっしょりになっていた。

休憩して、いよいよここから熊野古道である。

入り口からいきなり苔むした石段の登りが始まった。

雰囲気のある歴史を感じさせる石段だが、雨でとても滑りやすくなっているので足許に注意しないと危険だ。もちろんMTBには乗れないので押す、または担ぐ。

長い長い石段。雨はますます激しくなり、石段を流れ落ちてくる。まるで沢を登っているような気分。
やっとのことで石段を登っても下りも石段で、石がとても良く滑るのでとても乗ることはできない。

苔で良く滑る石段。

胴切坂にあるオブジェというかなんというか。とにかくコワイんだけど。 (マウスON)

胴切くんと僕。

苔びっしりのお地蔵さん。

どこかの旅籠跡にあったノートに今日ここに来たことを記す。

ツルツルで乗れないので押して下る。

円座石(わろうだいし)
阿弥陀仏・薬師仏・観音仏をあらわす梵字が彫られている。

MTBに乗れないのではビンディングペダルで来た意味が無い。シューズは滑りやすいし。ただソールが堅いので何を踏んでも大丈夫なのはありがたい。
延々と登る。全身びしょぬれ。



越前峠を越えると下りになる。

少しでも乗れるところがあれば乗ってみる。前輪をツルっとやるとコケ確定なので注意して乗る。
でもすぐに乗れない石段になってしまう。「なんでこんなに石段ばっかりなんだよ!」と思うのだが、この石段が熊野古道であり、それがわかっていて来ているのだからしかたない。

晴れていればもっと乗れる部分が多いだろう。

雨ということで路面へのインパクトが気になるが、路面は岩が多く含まれているうえに踏み固められていて意外と強い。タイヤがロックするような急斜面は石段になっていて乗れないので思いのほか大丈夫のようだった。
でも積極的に乗り入れるのはオススメしない。

雨のせいか前後のブレーキの鳴きがひどい。ブレーキをかけるたびに「プゥゥアァァーン」と鳴ってうるさい。

しかしディスクブレーキはこんな悪条件でも晴れた日と同じように効き、頼もしいかぎりだ。
Vブレーキのセニターさんは大変そう。



気がつくといつの間にか雨が止み、晴れ間がてできた。

結局なんだかんだであまり乗車することなく
やっとのことで小口の集落に出ることができた。

出口は民家の横だった。

校舎の前に座ってお昼。
疲れてますね。

小口ではセニターさんの卒業した小口小学校の校舎前でお昼休憩。
カロリーメイトやらエネルギーゼリーやらを食べた。

そろそろ出発しようかと思ったころ、また雨が降り始めた。

山の天気は変わりやすいと良く言うが、まさにその通り。さっきまでの晴れ間が嘘のようなザーザー降りになった。 あぁあ。

次は小雲取越だ。

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